欧米・英語圏で日本語教師ボランティアインターンシップ
日本語教師海外派遣プログラムのボランティアインターンシッププログラムは、資格をお持ちでもなくても日本語教師としての経験を積みたい方、体験したい方に向いたプログラムです。
特にこの欧米圏でのインターンシップのプログラムは、間接法と言って例えば英語圏であれば英語を使って指導する事が経験できます。日本国内で必要とされている日本語教師は、直接法の指導方法を見につけた日本語教師ですが、最近の傾向として、間接法でも指導できるスキルを持った日本語教師をアドバンスのスキルとして求める傾向もあります。それは、日本国内において生活する外国人が増えている事と、外国人労働者を増やす政策を進めていることが背景にあります。
間接法の手法を身に付けたい、単純に欧米件の日本語教育現場を見てみたいと言う動機でもどんな目的でも参加できますが、将来、幅の広い日本語教師を目指す方にも適したプログラムと言えます。
派遣先は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、イギリス、ドイツ。それぞれの現地の言葉を使って日本語や日本文化等を指導します。積極的に外国語を使いながら指導するので、実践的な外国語の習得にも役立っています。尚、オーストラリア、ニュージーランドでは1週間からの短期間でも参加できるので、夏休みを利用した体験型留学としても利用できるプログラムです。但しお薦めは、間接法の指導方法に慣れる半年間以上の参加です。その方がより効果的に間接法の現場を積むことができます。
ボランティアインターンシップ(欧米編)はこんな方に向いています!
- 将来、日本語教師を目指しているのでどんなものか経験してみたい、体験してみたい
- 間接法で教えてみたい、間接法を経験して日本語教師としての幅を広げたい
- 欧米圏で指導してみたい
- 日本語教師関連の資格を保持しているが、教える事に自信がない
- 一から経験しなおしたい、もう一度挑戦してみたい
- 英語圏で短期間で参加してみたい
- 英語など実践的な外国語を身に付けたい
欧米圏インターンシップの派遣国
オーストラリアでボランティアインターンシップ
- オーストラリアの小中高校・大学での活動
- 日本語教師関連の資格保持は問わない
- 指導方法は間接法
- 欧米圏で一番日本語教育環境が整っているので活動しやすい
ニュージーランドでボランティアインターンシップ
- ニュージーランドの小中高校などで活動
- 日本語教師関連の資格保持は問わない
- 指導方法は間接法
- オーストラリアに次ぐ日本語教育環境が整っている。またシニアの方に人気。
アメリカでボランティアインターンシップ
- アメリカの中高校などで活動
- 日本語教師関連の資格保持は問わない
- 指導方法は間接法
- オセアニア圏に次ぐ日本語教育環境が整っている国
- 滞在費が月200ドル(毎日3食付)の派遣先もあり
イギリスでボランティアインターンシップ
- イギリスの中高校などで活動
- 日本語教師関連の資格保持は問わない
- 指導方法は間接法
- 日本語教育環境が整っていないので、日本語の授業以外に他科目のサポート、寮でのサポートなどを求められます
- 欧米圏の派遣国の中で一番高い英語力が問われます(TOEIC700点程度以上)
ドイツでボランティアインターンシップ
- ドイツのギムナジウム小5年生から大学1年生まで)で活動
- 日本語教師関連の資格保持は問わない
- 指導方法は間接法(ドイツを使って指導)
- 生活面でも授業面でもドイツ語が必須。実践的なドイツ語習得が期待できる
欧米圏で日本語教師ボランティアインターンシップ 体験談
Year12の卒業式の日、生徒の一人からこんな手紙を受け取りました。
「先生のおかげで、日本語の勉強がとてもおもしろくなりました。日本語だけではなく、自分自身もつよくなったと思います。」
彼は、大学試験のHSCの勉強で前半はどんどんと難しくなっていく日本語の勉強にストレスを溜めていたそうです。派遣期間中、私は一対一のyear12との会話練習の授業に重点を置き、この学年の生徒一人一人を励ましながら、支えながら日本語を教えていました。お互いに第二ヶ国語である日本語と英語でのコミュニケーションで障壁を感じることもありましたが、限られた言葉を通してでも、心が触れ合い、とても親しい関係になれたと思います。
私が出会ったオーストラリアの中高生はみんな純粋で熱心でとてもいい子たちばかりでした。日本語は選択科目だったので、皆関心が高く、どんなアクティビティーにでも真剣に取り組んでいました(ご褒美目当てに。笑)。私にとって初の海外生活だったので、わからない事、大変な事も多くありましたが、それでもいつも日本語科の先生は常に良き理解者として傍にいてくれたことや、廊下で小さな男の子がしゃがみ込んでノートを開きながら’Japanese is awesome!!’と言っているのを耳にしたりすると、とても励まされました。他にも、学校の廊下ですれ違うといつも「せんせい!おはようございます!!元気ですか?」と声を掛けてくれる生徒たちや、通学バスの中でも、隣に座った生徒に朝一番から日本語の授業がどれほど楽しくて好きでたまらないかということを熱く語られたこともありました。本当に懐っこくて愛らしい生徒たちと一緒に笑いながら過ごせた日々はこの「日本語教師アシスタント」以外の海外滞在プログラムでは絶対に体験できなかったことだと自信を持って言えます。
これ以前は、自分が生まれた国への意識がそれ程に高くなかったかもしれません。しかし外国でこんなに日本への興味を持った人たちと出会い、自分の育った国をここまで誇らしく思えたことはありませんでした。
言語学習という異文化交流の入り口に立ち、国境を越えた人と人との繋がりを築く楽しさ、やりがいを体感することができ、学校内でも外でも、毎日新しい発見ばかりの本当に刺激的な日々でした。この1年間は本や教科書からでは掴み切れない様々なことを学び、その経験が私の人生でかけがえのない財産となりました。これから私が生きていく中でずっと生きてくると思います。
その他の日本語教師インターンシッププログラムの特徴・詳細
『日本語教師になる』が提供できるインターンシッププログラムは、以下の派遣先です。詳しくは、インターンシッププログラムの専門ページで紹介していますのでそちらをご参考下さい。(別ページに飛びます)。そこには、プログラムの概要、参加条件、参加可能な期間、費用等が記載されています。なお、お申し込みするにはどのプログラムでも派遣インタビューを事前に受けて頂き合格する事が前提となります。
- オーストラリア民間日本語学校(有給)
- タイ大学、大学付属、語学学校など(有給)
- モンゴル大学(有給)
- オーストラリア小中高校・大学
- ニュージーランド小中高校
- カナダ小中高校
- アメリカ中高校
- イギリス中高校
- ドイツ中高校
- タイ高校
- 台湾語学学校、企業など