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ニホナルブログ

日本語クラスでの“戦争”について


2011年8月30日 | category by 日本語教師という仕事


日本語クラスでの“戦争”について

8月も最終日となりましたが、なぜ今日、戦争のお話をしているかと言いますと。。。
8月15日の終戦記念日前後にはオーストラリアや他の国でも小・中・高校などの日本語クラスでは戦争についてが話題になる事が多いです。

もちろん、日本語クラス外でもこの時期に戦争について語られる事が多いと思いますが、
特に日本語クラスでは、この時期に原爆についての講義などがあり、戦争に関する日本映画が上映されたり、またとても日本語が盛んな学校では、実際の被爆者の日本人の方を招待して、全校生の前で、その当時のお話をしてもらう。。。という事もあるようです。
また、この時期に千羽鶴を追って、日本に送るという学校も多々あるようです。

それから、以前ドイツで日本語教師をされていた方のお話によると、高校の日本語クラスで日本の戦争責任について話し合ったなどという、日本ではあまりトピックにならないようなディスカッションがされる事もあるそうです。

そして、日本語教師の先生からは時々『戦争について、あまりにも詳細を聞かれるので困ってしまった。。。』という話もよく聞きます。

戦争中の“日本”について、実は私たち、あまり詳しく知らないのかもしれないですね。

この戦争のお話は日本文化とは少し違いますが、やはり季節によって、その時々によって、日本語クラスで話題になる事って、なんとなくあるものです。

やはり、日本語クラスでの授業の準備には、ある程度、時期、季節などを考える事も大切で、そしてその予習が少しでも事前にできていると、より深い授業ができるのかもしれませんね。

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