日本語教師養成講座 シドニーとゴールドコーストの比較
2014年7月17日 | category by 日本語教師養成講座のお話
お客様から頂くお問い合わせの中によく
シドニー校とゴールドコースト校はどう違いますか
“シドニー校とゴールドコースト校どちらが自分に合っているかわからないのですが・・・”
というのがよくあります。
今日はこの、シドニー校とゴールドコースト校の似ている部分や違いなどについてお話させていただきますね。
まず、この2校は全く別の学校です。
中には同じ学校のシドニーキャンパス、ゴールドコーストキャンパスのように思われている方もいらっしゃるようですが
この2校は全く別の学校になります。
違う学校ですので違ったカリキュラムでコースが進められています。
ただ、どちらの学校においても文化庁の『日本語教員養成において必要とされる教育内容』という指針に沿ってカリキュラムが組まれているという点では同じです。
それでは、この2校の似ている部分、同じ部分についてあげてみましょう。
- オーストラリアで短期集中して行われる講座
- 修了時には420時間の修了証が発行される
- 実践を重視した講座内容で毎日のように模擬授業が課せられる
- 日本語学校(日本語クラス)が併設されている
- 受講料がシドニー校4500豪ドル、ゴールドコースト校4400豪ドルと似ている
- 修了後に有給で働く道もあり(ワーキングホリデービザ所持者のみ、別途採用試験あり)
逆にシドニー校、ゴールドコースト校のそれぞれの特徴をあげてみますね。
シドニーで日本語教師養成講座
- 11週間の講座スケジュール
- 月~金曜日まで毎日午前9時より午後4時まで
- 模擬授業内容に関してクラスメイトとディスカッション(良い点、改善点の議論)
- 全養協認定校
ゴールドコーストで日本語教師養成講座
- 8週間の講座スケジュール
- 月~金曜日まで毎日午前9時15分より午後2時45分ま で
- みんなの日本語全50課に対する教案の作成提出が必要
- 日本語教育能力検定試験対策講座及び対策模擬試験実施
どちらの学校も実践重視で講座が進められていると言う部分においては共通です。
シドニー校の大きな特徴のひとつは全養協の認定校である事だと思います。講座の修了時に学校からの420時間修了証及び全養協からの420時間修了証それぞれが発行されます。
全養協は日本語教師の質の向上、特に実践力の向上に力を入れている社団法人ですので日本語教師採用の際に実践力を重視している日本語学校で全養協認定のシドニー校を卒業されていることは有利に働くことがあるかもしれません。
また、ゴールドコースト校の大きな特徴のひとつとしてあげられるのは日本語教育能力検定試験対策講座及び対策模擬試験を実施しているところかと思います。
420時間の資格を取得されてから日本語教育能力検定試験の受験を考えられている方にはお薦めのポイントになるかと思います。
また、講座は“みんなの日本語”という非常に日本語教育界でよく使われている教科書を使用して進められますので講座修了時にはみんなの日本語50課分の教案が出来上がります。
この教案は今後日本語教師として活躍される際にとても役に立つのではないかと思われます。
また、できるだけ短期で講座を修了されたい方にとっては8週間という超短期間で資格が取得できるのもゴールドコースト校の魅力だと思いますが逆に100豪ドルの受講料の差で3週間も多く講座を受講できるシドニー校のほうがメリットがあると考えられる方もいらっしゃいますのでこちらに関してはそれぞれ皆さん違った意見があるのではないかと思います。
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