異文化体験発表
2010年5月3日 | category by 日本語教師養成講座のお話
日本語教師養成講座(シドニーで養成講座)に通い始めた頃
異文化・異言語についての発表というものがありました。
(私、2008年にシドニーで養成講座を卒業しています!)
これはどのような発表かというと
誰でも初めて海外に行ったり、初めて外国人と接した時には
文化の違いに驚かされたり感銘を受ける事がある(あった)と思います。
これを自分でレポートにまとめ、考察することによって
自分が日本語教師になった時に役立てよう!という主旨のものです。
私は、はじめて海外(カナダ)に一人で行き
ホストファミリーと滞在した時の事を思い出しながら
3つにポイントを絞り発表しました。
①あいさつ
②しつけ
③Bless you!
この3つです。
①②については日本語教師になっても深く関わってくることだと思います。
③は・・・どちらかというとオマケです。
今日は①と②についてお話したいと思います。
私がクラスメートや先生の前で発表したことに基づいて
簡潔に書いていきますね。
【文化の違いを感じた点】
①あいさつ
HUGやKISSのあいさつで家族間の触れ合いがとても多い。
私自身もホストファミリーに家族と同様にHUGをたくさんしてもらった。
家族間でぬくもりを感じ合う事ができて、とても素敵な文化だと思った。
②しつけ
子供に大事な事を言い聞かせたい時は
子供の目線に合わせて話をしていた。
注意する時は『~はダメ!!』という言い方はせず
『~は良くないですよ、なぜなら~』という言い方をしていた。
何か頼む時は必ず“Please”を使っていた。
褒める時はものすごく褒めていた。
子供達を子供とぢてみなし、かわいがっていると同時に一個人として尊重している感じが見受けられた。
【上記で文化の違いと感じた事は日本語教師としての活動にどう役立つか。】
学習者の褒め方、のせ方を学び取りたい。
特に子供を教える時は目線を考えたり
上手にマインドコントロールする事が大事だと思うが
自分の出会ったホストファミリー夫婦のように
上手にしつけをしながら日本語を教えることができたら素晴らしいと思う。
【この発表に関し養成講座のクラスメートと議論したいポイントについて】
①日本語クラス内でのあいさつは日本の挨拶を毎回するべきか、学習者の国のあいさつ、又はそのクラスがどこの国にあるかによって挨拶の方法を変えるかについて。
②クラス内での飴と鞭。褒め方注意の仕方について。
【上記クラスメートと話し合った結論】
①日本語のクラスでは日本の文化も取り入れて
授業をしたほうが良いと思うので
授業の始め、終わりは“起立、礼”のような日本の学校のスタイルを取り入れ
教室外では学習者の国のあいさつの方法を尊重したら良いと思う。
②外国人は日本人に比べて比較的褒め慣れていると思う。
良くできました!と褒めても褒められていると感じないかもしれません。
褒める時はかなり大げさに褒めたほうが良い。
また、注意をする時は、なぜいけないかを教えてあげて、
それが改善された時には大げさに褒めてあげる。
以上が日本語教養成講座にて私のはじめての発表・議論の内容ですが
内容自体はとてもシンプル難しい発表でも何でもありません。
自分の素直な気持ちや考えをまとめて発表するだけです。
ただ、その後、クラスメートとこの話題について議論をする時に
必ず発表者が仕切って議論を進めなければなりません。
テーマを決め、それについて発表をする
↓
テーマに沿って話し合いたいポイントを決める
↓
クラスメート(当時は15名程度)を仕切る
↓
議論の結果をまとめる
実は、養成講座の先生方はこれをどのような流れで行うかをきちんと見ていたのです。
実際、日本語教師になると同じような流れで授業を進めることがあるんですよね。
先生としての第一歩!というところでしょうか・・・
発表の後には先生から
『大変良い議論でした。仕切りも見事でした』のお褒めの言葉を頂いちゃいました^^
他にもいろいろな発表や議論を行いますが
どれもこれもよく考えられて課題があたえられていると思います。
また、追々ご紹介していきますね。
それとBless you!についてもせっかくですので
次回のブログで紹介したいと思います!
*あとがき*
日本はゴールデンウィークの真っ最中ですが
皆さん満喫していますでしょうか?!
やっぱり、オーストラリアは祝日が少ない気がします・・・
4月26日にANZAC DAYという祝日がありましたが
もう12月のクリスマスの頃まで祝日がないようです^^;
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