日本語教育能力検定試験の説明と概要
日本語教師になるための資格として、日本語教育能力検定試験合格の方法があります。この資格は毎年10月に行われる試験で、日本にある日本語学校では、この資格保持を求めている事も多い資格です。また一方で合格率が20%程度と難関な試験です。日本での就職をめざす人は、実践部分の日本語教師養成講座420時間と共に取得していると就職にとても有利な資格となります。
この日本語教育能力検定試験は、一般的に日本語教師としての知識および能力が日本語教育の専門家として必要とされる水準に達しているかどうかを検定することを目的とする試験ですが、以下にその概要を紹介します。この試験は、財団法人日本国際教育支援協会(独立行政法人 日本学生支援機構内)が行っており、以下はその抜粋です。最新情報は必ずこちらで確認してください。
日本語教育能力検定試験実施概要
平成30年度日本語教育能力検定試験(社団法人日本語教育学会認定)実施要項
- 1. 目的
- 日本語教員となるために学習している者,日本語教員として教育に携わっている者を対象として,日本語教育の実践につながる体系的な知識が基礎的な水準に達しているかどうか,状況に応じてそれらの知識を関連づけ多様な現場に対応する能力が基礎的な水準に達しているかどうかを検定することを目的とする。
- 2. 実施者
- 公益財団法人 日本国際教育支援協会が実施する。
- 3.後援(予定)
- 文化庁/公益社団法人日本語教育学会
大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所/独立行政法人国際交流基金
一般財団法人日本語教育振興協会/公益社団法人国際日本語普及協会
- 4.試験の方法,内容等
- (1) 受験資格
特に制限しない。 - (2) 試験の水準と内容
試験の水準...:日本語教育に携わるにあたり必要とされる基礎的な知識・能力。
試験の内容...出題範囲は,別記のとおりとする - (3) 試験の構成
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試験I 90分 100点 原則として,出題範囲の区分ごとの設問により,日本語教育の実践につながる基礎的な知識を測定する。 試験II 30分 40点 試験Tで求められる「基礎的な知識」および試験Vで求められる「基礎的な問題解決能力」について、音声を媒体とした出題形式で測定する。 試験III 120分 100点 原則として出題範囲の区分横断的な設問により、熟練した日本語教員の有する現場対応能力につながる基礎的な問題解決能力を測定する。
- 5.試験日
- 平成30年10月28日(日)
- 6.試験地(予定)
- 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
- 7.出願の手続等
- (1) 受験案内(出願書類付き)
出願手続き等の細目については,「平成30年度日本語教育能力検定試験 受験案内」による。 受験案内は願書受付期間中,全国の主要書店にて販売の予定。
- (2) 出願手続き
- 1) 願 書
所定のもの - 2) 受験料
10,600円(税込) - 3) 受付期間
:平成30年6月18日(月)から8月6日(月)まで(当日消印有効)(予定) - 4) 出願
公益財団法人 日本国際教育支援協会に提出
- 1) 願 書
- 6.受験票の送付
- 願書を受理したものについて,平成30年9月21日(金)に発送。(予定)
- 7.結果の通知等
- 合否の結果は,平成30年12月21日(金)(予定)に受験者全員に文書をもって通知するとともに,合格者には合格証書を交付する。
詳しくは、財団法人日本国際教育支援協会のページをご参考下さい